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CATEGORY - レコード作り / コラム

180g重量盤は音がいい?通常盤との違いについて

12インチレコードは通常盤のアナログレコードは、素材のビニール材料が約140g、重量盤は約180gとなっています。

素材は同じ、塩化ビニールを主材とする樹脂を使っています。

重量盤は通常盤より厚みがあるぶん重みがあり、その重みでレコードの回転が安定します。

回転が安定することでピッチの揺らぎを抑えられ、内周近くまで溝があっても歪みが抑えらるといった効果があります。

また、カートリッヂが音溝をトレースして発電するときに生じる共振・振動により少なからずレコード盤自体の共鳴が起こり、再生音に悪影響を及ぼす場合がありますが、重量盤はこの共鳴も低く抑えることができるため、再生クオリティが上がります。

 

通常盤の1.5mmに比べ重量盤は2mmの厚みがあり、その厚みからレコードの反りを抑えられます。レコードが反ってしまうと音がヨレたり、最悪針飛びして再生ができなくなります。

 

ディスクフラッターというレコードの反りを熱と圧力で直す機械もありますが、すべてのレコードに有効というわけでもなく、また直ったとしても本来の音質に戻るかは保証されません。

 

しかし、その厚みによって厚さの違うレコードを再生する際にアームの高さ設定を変更しないと最適なトラッキングが出来ない為コアなオーディオマニアの間では不評だったり、レコードをスクラッチをするDJ的には重くて扱いづらかったりという側面もあるようです。

 

自分に最適なフォーマットを選択するのがいいと言えるでしょう。

Mai

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